News

2014年06月10日 14:50  テクニカル指標の見方 その7 ボリンジャーバンド(BollingerBand)

システムトレード(以下シストレ)のロジックには、大多数でテクニカル指標が使われています。その見方を知って、シストレに生かしていただけるよう、私“シストレ父さん”がテクニカル指標について解説して行きます。

今回のテクニカル指標は、ボリンジャーバンド(BollingerBand)です。
ボリンジャーバンドは1980年頃にジョン・ボリンジャー氏が開発したテクニカル指標で、統計学の正規分布と標準偏差の考え方を利用しています。

正規分布とは、平均値の付近に集積するようなデータの分布のことで、クギを打った板の上からパチンコ玉を落とすと、散らばりながら、つり鐘状に積み上がることをイメージしてください。

標準偏差とは、データのバラつき具合のことで、シグマ(σ)で表します。つり鐘の横への広がりと思ってください。

ボリンジャーバンドは、このシグマ(σ)から、移動平均+2σライン(アッパーバンド)と、
移動平均-2σライン(ロワーバンド)で作られ、この範囲に価格が収まる確率は約95.4%とされています。(標準偏差のデータ期間は9本、20本、25本などが用いられます。)

±1σバンド・・・移動平均±標準偏差・・・価格が収まる確率約68.3%
±2σバンド・・・移動平均±2×標準偏差・・・価格が収まる確率約95.4%
±3σバンド・・・移動平均±3×標準偏差・・・価格が収まる確率約99.7%
※±1σバンド・±3σバンドを補助的に使う場合もあります。

ボリンジャーバンドの売買ポイント

①逆張り手法
価格が±2σ内で変動する確率が約95.4%ですから、この範囲に収まることが通常であり、いずれ修正されるという考え方です。
ボリンジャーバンドを下値支持線や上値抵抗線と考え、価格がロワーバンド(−2σ)と接したときに買い(青丸)、アッパーバンド(+2σ)と接したときに売り(赤丸)とします。平均値への回帰(白丸)でポジションを閉じます。
逆張りイメージ

②順張り手法
±2σ内で変動する確率が約95.4%なのに、これを超えて推移したときは、それまでのエネルギー拮抗が崩れ、新しいトレンドが発生したと判断して、トレンドに乗る手法です。
価格がロワーバンド(−2σ)を抜けてきたら売り(赤丸)、ロワーバンドの反転上昇(白丸)で買決済、
アッパーバンド(+2σ)を抜けてきたら買い(青丸)、アッパーバンドの反転下落(白丸)で売り決済します。
順張りイメージ

製作者のボリンジャー自身は、収縮し接近したバンドが横ばいになった後にバンド幅が拡大し始め、価格が±2σバンドの外に抜けたときに、そのブレイクした方向にポジションを建てるボラティリティ・ブレイクアウトを使った順張りを薦めています。
しかしながら、テクニカルの解説書では、逆張りの使用法が一般的とされています。

① 逆張りは、バンドが横ばい状況で、バンド幅も変化があまりないときに有効性が高い。
② 順張りでは、バンド幅の拡大(ボラティリティ-拡大)ときに有効性が高い。
この特性にも注目して、順張り・逆張り両方にボリンジャーバンドを活用してみてください。

シストレ父さんとは?営業マン時代にマーケット情報の不公平さと、上司の相場下手に嫌気がさし、テクニカル分析、システムトレードと歩みを進めてもうすぐ四半世紀の、相場好きシストレ好きお酒好きの中年男です。
相場について、シストレについて、私の知る限りをサイト訪問いただいた方に、お伝えできればと思っています。よろしくお願いします。

TOPへ戻る