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vol.1 空隼人(Hayabusa)

プロフィール
FXの世界では「空隼人(はやぶさ)」の愛称で投資家から親しまれているシステムトレードのソフト開発者。
それまでのスワップ金利をメインとした中長期の運用手法は、2008年からの金利差縮小に伴い変化を余儀なくされ、スイングトレードの比重を高くするスタイルに。また、投資手法の変化は投資対象にも変化をもたらし、日経225先物マーケットでもシステマティックなトレード手法の確立を模索。
今回は日経225先物でのシステムトレードとそのプログラム構築について熱く語っていただいた。
 
システムトレードにあう条件
――現在システムトレードを行っているのはFX?日経225?
空隼人さん
日経225先物とFX両方に取り組んでいます。
 
――ほかのプロダクトは考えなかったのでしょうか?
商品先物取引なども値動きを見てみたのですが、流動性の大きさやレートの公正さ、再現性などを考えるとやはり日経225先物とFXが良いの
だろうと。自分が実際にトレードしていたからというのもあります。特に、日経225先物は取引所取引ならではのレートの公正さがあるので短期の自動売買にも向いていると思います。イブニングセッションの延長で今後ボラティリティがさらに大きくなることが期待できますので自動売買との相性は今よりも良くなるのではないでしょうか。
 
プログラム構築をするにあたって
――プログラム作成にあたり大変な点はどこですか?

裁量トレードで利益が出ている方法をモデリングするのが私の基本的な考え方なのですが、それをプログラムに落とし込むには手法をシンプルにしてトレードのルールを明確にする必要があります。わかりやすいルールの時もありますが、人間の経験的・感覚的なものが入るときもありますので、それをロジック化してプログラムに落とし込むのは結構大変な作業です。

たとえばチャートにラインを引くようなことは、フリーハンドなら簡単にできます。フリーハンドなので人によって多少の違いがありますが、だいたい同じようなラインになります。だからこそ機能するわけですが、曖昧さが残る部分はロジック化するのが難しいという問題があります。

 
――プログラム作成にあたり一番注意している点はどこですか?
オーバーフィッティング(過剰最適化)にならないようにすることですね。トレードのルールがエントリーにしろ、エグジットにしろ、理にかなったものかどうかをよく考えてから検証します。
 
日経225先物用プログラム「SAMBA」
――空隼人さんが開発された日経225先物用プログラム「SAMBA」は、どのような特徴があるプログラムでしょうか?

他のプログラムについてはロジックの詳細を把握していなのでなんともいえませんが、SAMBAは、デイトレード専用の短期トレンドフォロー戦略です。基本戦略が同じならそれほど大きな違いはないと思います。

特徴としては戦略の優位性の少ない相場では無駄なエントリーをしないようにすることで負けを大きくしない点、人間が裁量トレードでやるときに難しいとされるできるだけ利を伸ばす点などがあると思います。

 
――「SAMBA」を運用する際に注意することを教えてください
損失があっても運用を続けられるようにレバレッジをかけ過ぎない資金管理が必要です。リスクの許容度にもよりますが、ミニ1枚を取引するのに30万円〜40万円の資金が目安です。過去最大ドローダウンは400円〜500円、月間のドローダウンは平均200円程度あります。毎月勝てるわけではありませんし、負けが続いたことも想定した運用が必要です。

戦略の特性上、たまに大きなトレンドが出たときに大きな勝ちにつながります。時々運用するようなスタイルだと好機を逃す可能性が高いので、いかにして継続するかがポイントになると思います。
 

――本日はどうもありがとうございました

 
おススメ書籍 空隼人さんのおススメ書籍
「デイトレード〜マーケットで勝ち続けるための発想術〜」
(オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ著、林康史監訳、藤野隆太訳、発行元:日経BP社)
正しいトレーディングとは何か、また、トレードにおける心理面について書かれた本です。システムトレード用の本ではありませんが、システムでトレードを行うときにも参考になることが多く書かれているはずです。
 
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