老後資金はいくら必要?

今の時代、多くの方にとって経済的な不安は老後資金ではないでしょうか。私も引退後(定年もしくは仕事ができなくなった後)の老後資金を心配する一人です。
このページでは老後資金はいくら必要か?についてお話します。

いろいろな雑誌やWEBを見ると「老後資金は3000万円必要」という記載をよく見かけます。その内容は、計算開始時期(引退時期)が60歳のもの65歳のもの、計算期間が25年のもの30年のもの、公的年金が「国民年金+国民年金」「厚生年金+国民年金」「厚生年金+厚生年金」など様々です(年金モデルは1階2階部分を含む)。
正直なところ、生活費も収入(年金額、その他収入)も人それぞれ異なりますし、将来の年金額・支給開始時期(終了時期)も分かりかねるものの、モデルケースを見ておくことは十分参考になると思います。

ここでは、60歳でご主人が引退となる夫婦「厚生年金+国民年金」をモデルケースとして、65歳から年金受給開始の場合に必要な老後資金を見てみましょう。
※想定値のため報酬比例部分等は考慮せず65歳からの受給とします。

平成25年4月~9月の厚生年金額(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)は230,940円(月額)です。ちなみに国民年金額は65,541円(月額)
*厚生年金は、夫が平均的収入(平均標準報酬36.0万円)で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準
平成25年10月以降(12月支払い分以降)の年金額は、特例水準(+2.5%)の解消により4月から9月までの額から1.0%引き下がることになります(解消スケジュールは、25年10月-1.0%、26年4月-1.0%、27年4月-0.5%)。
厚生労働省 報道発表資料

[外部リンク]厚生労働省ホームページ

モデルケースで年金以外に収入がある方以外は、厚生年金額230,940円が月の収入となります。

また総務省家計調査によると、高齢夫婦無職世帯の1ヶ月平均実支出は270,395円(平成24年)。
※高齢夫婦世帯は、夫65歳以上,妻60歳以上で構成する夫婦一組の世帯。
総務省統計局 家計調査 詳細結果表

[外部リンク]政府統計の総合窓口「e-Stat」

この結果、収入約23万から支出約27万円を引いて、毎月約4万円の赤字になります。
厚生年金額約23万円 - 実支出約27万円 = -約4万円

このケースで必要となる老後資金は?

引退から65歳までの5年間(年金受給なし)
27万円 × 12ヵ月 × 5年 = 1620万円

65歳から90歳までの25年間(年金受給あり)
4万円 × 12ヵ月 × 25年 = 1200万円

これに加えて病気や介護他に備える資金 200万円として、あくまで想定ですが、おおよそ3000万円が必要となります。
今後さらに年金支給年齢が引き上げられ、支給額が引き下げられる可能性も低くありませんので、想定も見直しが必要になるかもしれません。

ちなみに、家計調査の詳細結果(ローン支払いや住居費)を見たところ、住居は持ち家でローンはほぼ完済している人が多いようですので、賃貸派は+αが必要と思われます。

さて、この3000万円の老後資金をどのように準備するかが課題です(続く)。

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