システム成績の読み方(1)

過去のトレード結果を統計し分析することにより、そのシステムの性能を知ることができます。統計、分析といっても難しいことではありません。システムの運用成績を集計し、トレードあたりの勝率平均利益・平均損益の大きさなどを計算した指標です。
これらの指標は使用するシステムに数値として示されていることがほとんどです。

こうした指標を参照することで、そのシステムの性能を把握することができます。
システムの優劣の比較や、戦略の傾向を知る上で重要です。
代表的な指標には次のものがあります。

勝率

期間中のトレード回数のうち、利益が出たトレードが何回あったのかを示したものです。勝ちトレード数/トレード数で計算されます。
例えば、10回のトレードで7回利益が出れば勝率は70%。5回の利益が出れば勝率は50%になります。勝率は、高ければ高いほど良いように思えるかもしれませんが、勝率だけでは測れない性能があります。勝率だけに目を奪われてしまうと思わぬ落とし穴に気が付かず大損してしまうケースもありますので注意してください。後に詳しく解説します。
勝率 = 勝ちトレード数 ÷ トレード数

プロフィット・ファクター

システムトレードではもっとも重要と言われることの多い指標です。期間中の総利益と総損失の割合を示したもので、数値が大きい程プラス収支であることを示します。
プロフィット・ファクター(Profit Factor=PF)は、総利益/総損失で計算されます。
例えば総利益が1500pipsで総損失が1000pipsならPFは1.5。総利益が1000pipsで総損失が1000pipsならPFは1.0。総利益が500pipsで総損失が1000pipsならPFは0.5です。
つまり収支トントンなら1であり、1より大きければ大きいほど収支がプラス、1より小さければ収支はマイナスとなります。
プロフィット・ファクター = 総利益 ÷ 総損失

最大ドローダウン

最大損失がどの程度発生するかを知るための指標として使われることが多いものです。「いくらから始められる?」で解説したとおり、この指標を参考にして損失を想定し、用意する資金を算出するといった使われ方をします。
ドローダウンとは、資産の下落幅のことです。その下落幅が一番大きいものが最大ドローダウンです。正確には期間中の資産が最大になった時点から下落幅が最大のものを言います。

例えばトレードを6回行い、次のように資産が変化したとします。
推移 1 2 3 4 5 6 7
資産 1000 900 1300 1100 1500 1100 1600
増減 0 -100 400 -200 400 -400 500
推移 資産 増減
1 1000 0
2 900 -100
3 1300 400
4 1100 -200
5 1500 400
6 1100 -400
7 1600 500
運用例グラフ

資産がマイナスになった時は、以下です。
(1)→(2) -100 (3)→(4) -200 (5)→(6) -400
このうち最大幅のものは、-400なのでこれが期間中の最大ドローダウンとなります。

上記3つが主要な指標とされていますが、さらに次のページで解説する指標も重要です。

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