シストレ + VPS
MT4を使ったシステムトレード(開発型システムトレード)は、トレードルールであるEAを動かすためには、PCを稼働(電源ON)させ続けるかVPSを利用する必要があります。
このことは、「シストレのタイプを決める」でも説明しました。
そこで、このページでは「VPS」について説明します。
VPSとは?
まずVPSとは、Virtual Private Server(バーチャル・プライベート・サーバ)の略です。
日本語にすると「仮想専用サーバ」などと言われています。
VPSはレンタルサーバの1種であり、イメージとしてはインターネット上に存在するパソコンを自宅のパソコンやスマートフォンから操作するものです。
VPSと言ってもどのサービスでも良いと言う訳ではありません。
一般的にレンタルサーバはLinuxサーバが多いのですが、開発型システムトレードの主流であるMT4はwindowsで稼働するシステムなので、リモートデスクトップ機能を備えたwindowsサーバが適しています。
自宅のパソコンでFXシステムトレードを行うリスク
為替相場は土日や年末年始などを除き24時間動き続けているため、FXシステムトレードも土日を除き24時間稼働させることが理想と言えます。
しかしながら、自宅のパソコンを稼働(電源ON)させ続けてFXシステムトレードを行うと下記のようなリスクが存在します。
- パソコンの故障やフリーズにより取引ができなくなる
- 緊急の停電により、取引ができなくなる
- パソコンを24時間稼働させることにより放熱や騒音、電気代等の問題

ですが、VPSを利用することでこういったリスクを解消できます。
VPSを利用するメリット
VPSであれば、インターネット上でパソコンが起動していますので、自宅のパソコンを24時間稼働させる必要がなくなり、前項目で説明したリスクが解消されます。
具体的なメリットとして以下のような例があげられます。
- 自宅のパソコンの電源を落としてもシステムトレードができる
- 停電や故障がなく、365日24時間安定してシステムトレードができる
- 自宅のパソコンやスマートフォンなどから専用のトレード環境にアクセスできる
- 外出先でもインターネットカフェや会社などからもアクセスできる
- サーバのメンテナンスは基本的に相場が休んでいる土日に行われる

MT4でシステムトレードする方は、ご利用をお勧めします。